JALグランドサービスの仕事 Our Business 06
  • 手荷物

  • - お客さまの旅の始まりと終わりが笑顔であるように -

大切な荷物を
丁寧に確実に

お客さまが空港カウンターで預けた荷物を扱うのが手荷物業務です。ところで、みなさんの手荷物は預けた後にどうなるか知っていますか?

預けた荷物は、カウンターの後ろにあるベルトコンベアに載せられます。そのベルトコンベアはさながら遊園地のアトラクションのように、上がったり下がったり、曲がったりしながら(もちろんスピードはゆっくりです)、数100メートルも一人旅。そして、スポット(駐機場)近くにあるサークルベルトと呼ばれる場所に到着します。

いくつもあるカウンターから流れてくる荷物は、最終的にサークルベルトに集約されます。そのため、ベルト上には複数の路線の荷物が混在。これが朝夕のラッシュ時や大型連休の繁忙期ともなると大渋滞となります。

その荷物を各路線のコンテナに振り分け、確実に積みつけていくのが手荷物スタッフの主な仕事で、最も重要な作業となります。万が一、到着先を間違えてしまったら、仕事や旅行のスケジュールが変わってしまい、気持ちよく過ごせません。そのようなことがないように細心の注意とチェックをしていきます。

顔が見えなくても
お客さまを想って

また、到着便から降ろされた荷物を、手荷物受取場へと続くベルトコンベアに載せていくのも手荷物スタッフの業務です。ここではお客さまに対する気持ちが表れています。お客さまが荷物を取りやすいように取っ手がお客さま側にくるよう、ベルトコンベアに載せていきます。

直接お客さまと接する機会がなくてもお客さまのことを想って。それが手荷物スタッフの共通の信念です。

スタッフ紹介

魂の言葉で引っ張る若きリーダー 手荷物 内田 幸之助 株式会社JALグランドサービス
魂の言葉で引っ張る若きリーダー 手荷物 内田 幸之助 株式会社JALグランドサービス

お客さまの手荷物を
確実に届ける

朝や夕方の時間帯、手荷物仕分け場のサークルベルトはさながら通勤ラッシュを見ているよう。次々にカウンターから手荷物が送られ、瞬く間にサークルベルトは手荷物であふれ返る。カウンターからだけではなく世界各国から成田空港を経由し次の便へつながる乗り継ぎ手荷物の数も桁違いだ。

それらを効率よく仕分けるため、休むことなく自ら動き回り、周りのメンバーにも明るく元気に的確に指示を出す。

「無事出発しました。」担当していた便の出発を見届けると、先ほどまでの真剣な表情とは打って変わって親近感のある笑顔で歩み寄ってきた。それが内田幸之助だ。

お客さまの想いも
お運びする

成田空港で8年間手荷物業務を担当している内田、手荷物が多い時間帯はより神経を研ぎ澄ませる。「1日に何百個もの手荷物をハンドリングしますが、『何百個のうちの一つと考えずに一つ一つがお客さまに繋がっているということ』 『目の前にある事を確実に間違いなくやり遂げる』ということを常に意識します。」それが表れているかのように、手荷物をコンテナに積み込む際、取っ手に付けられているタグの「行先」「便名」を、一つ一つ声を出して確認している。

成田空港ではJAL便のみならず海外のエアラインの受託も行っているため、手荷物タグの種類も様々。全世界から集まってくる手荷物、それらすべて確認することがどれほど難しいことかは容易に想像できた。

責任者としての強い意志

「今は責任者としてやりがいを感じます。」
現在内田はそれぞれの便担当への指示や進捗状況を指揮する責任者としての業務も行っている。同じ時間帯に3便重なることもあり、出発間際は最終確認に余念がなく、より一層の緊張感が漂う。
そんな責任者になる事を入社以来ずっと憧れを持っていた。

「責任者の腕章を付けて働く先輩の姿が格好よくて、いつか自分もなりたいと強く思っていました。その想いを常々上司には話していましたが、1人前になるまではやらせてもらえなかったです。今思うと、当時は知識やスキルが足りていないのに気持ちだけが前に行っていました。上司は自分のスキルだけではなく性格の部分もよく見てくれていたんだなと思います。」

会社の垣根を超えて
グループのリーダーに

内田は、社内社外活動にも積極的に参加しており、その一つにコミュニケーションリーダートレーニング(CLT)というJALグループ全社の集まりがある。これは会社の垣根を越えて交流を深め意見交換することでJALグループ全体の意思疎通、横のつながりを広めることを目的としたもの。ここで内田は全国のリーダーを務めた。

ここでの経験を経てリーダーへと成長したことはもちろん、JALグループの仲間をより知ることができたのも財産だと話す。パイロット、客室乗務員、整備士、カウンタースタッフ等どれも繋がっていて、どこかが欠けても飛行機は飛べない。

そんなJALグループの仲間にバトンを繋ぎ、その先のお客さまが楽しく旅行できるよう今日も内田は現場で指揮を執る。

JALフィロソフィマイスター
として

JALグループには意識・価値観・考え方として、JALフィロソフィがある。そのJALフィロソフィをより社員に浸透させるべく内田はマイスターとしての活動も行っている。年に数回の勉強会開催も活動のひとつだ。

「勉強会に向けた準備で大変なことは多々あるが、先輩や周りのメンバーにも協力してもらいながら楽しくやっています。初めは慣れない人前での司会進行でしたが、今では自分の気持ちと言葉で伝えることにやりがいを感じます。」

今後は裏方に回って自分が経験したことを後輩にも経験させることが使命とも話す。

内田にはみんなを惹き込む人間的な魅力がある。「やるからには楽しく、全力で」それが前面に溢れる若きリーダーの姿がそこにはあった。

Copyright® JAL Ground Service Co., LTD.
All Rights Reserved.
JAL HOME
  • Copyright® JAL Ground Service Co., LTD.
    All Rights Reserved.